雲を作る実験まとめ

中学校2年生、雲のでき方の実験です。

教室で雲を作る

雲は空気の温度が下がり、露点を下回ることで起こります。金属製のコップに水を入れて温度を下げていきます。
ある一定の温度でコップの周りに水滴がつき始めます。これが露点です。この現象をどのように見せるかがポイントです。

①注射器を使った実験

注射器で密閉空間の気圧を上げ下げして、温度変化と雲を見せる方法です。演示実験としては最もポピュラーな方法だと思います。

②ペットボトルの上部を冷やす実験

ペットボトルにプラスチックのおわんを取り付けます

熱伝導率を高めるためにキャップは金属製を使ってあります。
ペットボトルにぬるま湯を入れて、おわんに氷をいれます。ぬるま湯が蒸発して上に上がり、氷で冷やされると露点を下回り水滴になります。
感動です。

③炭酸抜け防止キャップを使った実験

炭酸抜け防止キャップとシート型温度計をつかった実験です。お手軽なので、最近はいちばん使われているのではないでしょうか?
空気を送って気圧を上げていくと、温度が上がります。キャップを外すと急激に気圧が下がり、温度が下がり雲ができます。

④シャボン玉を使った実験

食器用洗剤、ストロー、陶器の湯のみ、懐中電灯、お湯を用意します。
お湯と食器用洗剤を入れて
ストローでシャボン玉を作ります。奥から懐中電灯で光を当てると・・・
雲だー!
ということで雲を作る実験まとめでした。どれか1つはやらせてあげたいなぁと思いました。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)