ボーリングの球を水に入れると・・・

今回はボーリングのボールを使った面白実験を紹介します。

ボーリングの球を水に入れると・・・

10ポンドのボーリングの球があります。持ってみるとズッシリと重たいです。どう考えても浮きそうにないです。
そーっと水に入れると・・・
浮いた!重いボールが浮いたー!マジか〜い!あまりの衝撃にいろんな意味で浮かれてしまいました(^_^;)
いやぁ、浮くんですね。
では、12ポンドではどうでしょう?
 
そーっと水につけていくと・・・
おーっ、今度は沈みました。どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

 実験の解説

解説します。
ボーリングの球は全て同じ大きさ(体積)で5420㎤です。
重さはポンド数によってことなります。
10ポンドの球で4540g12ポンドの球で5440gです。ここまで言えばピンときた方といるのではないでしょうか?
そう、密度ですね。
水に浮くためには水の密度1g/㎤より密度が小さくなければいけません。浮力はその物体が押しのけた水の質量に等しいというやつですね。
今回の実験でいえば、体積5420㎤のボールが押しのける水の質量は5420gになります。まとめると同じ体積5420㎤で
水の質量→5420g
10ポンドの球→4540g(水より小さい)
12ポンドの球→5440g(水より大きい)
なーるほどザワールド・・・ということでボーリングの球を使った浮力の実験でした。なになに、ボーリングの球なんて学校にないのにどうやって実験するんだよ?
ですよね。うーん、ボーリング世代の管理職の先生にマイボールを持ってきてもらえるようにおねがいするのはどうでしょうか?ちょうど、10ポンドと12ポンドのボールを持ってきてくれるかもしれませんよ(笑)
Columbia 300 Eruption Pro ボーリングボール 15-Pound
Columbia
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)