授業で使えるアプリ17「simple mind free maps」

思考を整理させるのは大人にとっても難しいものです。子どもたちにとっては今日学習した内容をまとめることさえ難しいように思います。よく、
「ノートは自分が分かりやすくなるようにまとめよう」とか
「先生が書いたのを写すのは当たり前で、自分で気づいたことや感じたことをプラスしてノートにまとめよう」
とか言いますが(⇦すべてふたばが生徒に言ってきたことです(笑))それができるのなら苦労はないわけですよね。
今回は思考を整理するのにとても便利なマインドマップを作れるアプリ「simplemind free maps」をご紹介します。

simplemind free maps(マインドマップ)

マインドマップは思考を定着させるのに有効で最近では授業でもよく使われています。
ここでマインドマップについてご説明します。まず始めに思考を深めていきたい内容をセントラマに決めます。上の図では「ふたばのブログ」になります。その言葉に対して関連する言葉を線でつないで書き入れていきます。さらにその言葉に対して関連するもの・・・といったように言葉同士をどんどん繋げていくのです。下の図は種子植物をセントラルテーマに設定して私が授業の終わりに生徒とともにまとめていったものです。
理科や社会は学習内容の繋がりを理解することがとても大切なので、マインドマップをうまく活用すれば生徒の学習活動を援助することができるのではないでしょうか?
↑私はクラスごとに保存して、毎授業の終わりにマインドマップを作りながらまとめをしています。そして、次の授業の始めにマインドマップを見ながら復習をするという使い方をしています。
見ると1組はたくさんの単語がつながっていたり、3組は枝わかれが細かったりとクラスごとに個性が出るのも面白いですね。
simplemind free maps はiPhone版もandroid版もあります。これだけの機能を無料で利用できるのが素晴らしいです。
タブレットでマインドマップを作るメリットは途中での変更や言葉の追加が簡単に行えるところです。最近では、私自身がマインドマップにはまってしまい、研修を受ける際はタブレットでマインドマップを作りながら講義を受けています。遊んでいると思われないかドキドキしています・・・(笑)

スタイルや色使いも選べます。

思考の整理に大活躍のsimplemind free mapsをぜひご活用ください。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)