2014年11月1日、1人の女性が静かに息を引き取りました。米国人女性、ブリタニー・メイナード(Brittany Maynard)さん(29)です。彼女は、今年1月に余命6か月の宣告を受けました。侵攻性のがんで苦痛を伴う死になると告げられた彼女は、米国内で「死ぬ権利」が認められている数少ない州の一つ、オレゴン(Oregon)州に夫と共に移り住むと、10月に自らの命を絶つと宣言する動画を公開し話題になりました。
メイナードさんから学ぶこと
米国では五つの州で尊厳死が認められていますが、ブリタニーさんはブログに「全ての米国の末期患者が、自分の最期を選べるようになるのが夢」と書いています。日本ではこのような死は、認められていません。もし行えば薬を処方した医者は自殺ほう助の罪で逮捕されます。「尊厳死」、「安楽死」自分の命をどのように終わらせるのか自分で決める権利は、大人にとっても難しい問題です。しかし、「死ね」という言葉をすぐに使ってしまう中学生だからこそ命のについて考える時間が必要なはず。誰にでも必ず訪れる「死」を見つめることで、自分の「生」について改めて深く考えるよい機会になると思います。
メイナードさんは最後にソーシャルメディアで、「さようなら、親愛なる全ての友人たちと愛する家族のみんな。今日、私は尊厳死を選びます。この恐ろしい末期の脳腫瘍は、私からたくさんのものを奪っていきました。このままでは、さらに多くのものが奪われてしまったことでしょう」「この世界は美しい場所です。旅は、私にとって最も偉大な教師でした。最も偉大な支援者は、近しい友人や仲間たちです。こうしてメッセージを書く間にも、私のベッドのそばで応援してくれています。さようなら、世界。良いエネルギーを広めてください。次へつなげましょう」と いう
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