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銅鏡(青銅)を作る実験

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社会で習う銅鏡。銅鏡が作られた当時どのような色だったか知っていますか?今回は知ってるようで知らない理科の豆知識についてです。

銅鏡(青銅)をつくる実験

博物館や歴史資料館にある銅鏡は青っぽい色をしています。青銅(ブロンズ)と呼ばれているので青いとおもっている方が多いと思いますが、実際は金色に近かったそうです。
見つかった銅鏡
復元されたレプリカの銅鏡

金色です。

青銅を作る実験

実際に作ってみます。青銅(ブロンズ)は錫と銅の合金です。
すずを20g計りとります。
綺麗ですね。銅も15g計りとります。
白い蒸発皿(青いものは高温で割れる(ことが多いように感じます))で加熱します。錫が溶けてきたら、銅を加えていきます。
高温の液体状態では銅と錫が混ざり合います。
ターミネーターの名シーンを思い出します(笑)
十分に溶け合ったら、手早く金属の皿に移します。下に濡れ雑巾を引くのを忘れないでください。
急冷されて固まった銅と錫の合金。青銅の出来上がりです。
この状態では鏡として使えません。
紙やすりでひたすら磨き、最後に研磨剤で磨くと・・・
鏡になりました。iPhoneのレンズが写っていることから鏡の役割をしていることがわかりますね。銅と錫の割合を変えることで色を変えたり硬さを変えることができます。
私たち人類の歴史は金属の歴史でもあります。青銅が作られていた時代を青銅時代というほどです。合金は単一の金属ではなし得ない性質を持ちます。いまでも、レアメタルといった希少価値の高い金属に高い値段がついていますね。金属をうまく利用することで人類はこんなに繁栄することができているということがわかりました。

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版]





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