中学3年生の遺伝の単元は、実験が難しくどうしても理論ばかりの授業になりがちです。今回は、そんな遺伝の授業で簡単にできる実験を紹介します。
用意するものは、トウモロコシ(スイートコーン)とラップとマジックだけ。
ポイントは、黄色と白色の粒があるトウモロコシを選ぶ所です。
今回使ったラップは偶然トウモロコシ柄でした(笑)
実験方法はラップをトウモロコシに巻いて、マジックで印をつけながら黄色と白色の粒を数えるだけ。ひたすら数え続けるだけ(笑)
今回ただ数えても面白くないので、iPhoneのアプリを使ってみました。
sigmaというカウントアプリです。使い方は簡単。まず、数えたいものを写真で撮影します。
あとは写真の数えたいものの上でタップするだけ。
4種類まで同時に数えることができます。
このアプリのいいところは写真をどこまでも拡大できるところです。数えやすい!
終わったー!今回は、トウモロコシをマジックで4つに分けてカウントしたので、この作業を4回しました。マジックでカウントした人の方が早く終わってました(笑)
上のようなプリントに種子の黄色と白色の割合を記入します。
実験結果。黄色:白色=2.8245:1
おー、だいたい3:1になりました。遺伝の法則に従えば、班ごとに発表させて平均をとれば3:1に近づいて行くはずです。ここから遺伝の法則を発見するのは難しいので、確認実験として行いたいと感じました。