※ このページでは、ふたばが名古屋市科学館に行ってきて、感じたことを書いていきます。通常のブログとは違い、授業で使えるかどうかはわかりません。興味のない方は読み飛ばしてください。
名古屋市博物館に行ってきました④ 生物編
【細胞の展示】
名古屋市科学館に行ってきました④生物編です。まずは大きな細胞の展示です。中央部のディスプレイには細胞についての情報が流れていました。
こちらは立体模型。10万倍に拡大した動物細胞です。10万倍と言われてもピンとこないです。
ふたばの手のひらと比べるとこのサイズ。核、デカっ!手のひらが核小体くらいの大きさでした。
【染色体とDNAの展示】
染色体とDNAの関係性がわかる展示です。中学生にとっては2つの違いが分かりにくいの良い展示だと思いました。
染色体は上の写真のように圧縮して折り畳まれた状態です。染色体構造といいます。
ほどいていくとヒストンに巻きついているのが分かります。これをヌクレオソーム構造といいます。
この巻きついている部分を拡大すると二重螺旋構造をしていることがわかります。これがDNAです。アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類があり、アデニンはグアニンとシトシンはチミンとそれぞれペアとして存在しています。
面白いのがこの展示。DNAの先です。
DNAをmRNAで読み取っている展示です。このようにDNAをメッセンジャーRNAがメモを取るようにコピーすることでタンパク質を合成しています。この流れをセントラルドグマといいます。高校の生物ですね。懐かしいです。
【体内スコープ】
身体の様々な場所を拡大した画像が載せられています。
【骨格・筋肉の展示】
【消化器の展示】
人の消化器の写真がありました。胃カメラの映像が面白かったです。
【脳の内部構造】
脳の展示です。右脳の大脳が透明になっており、周囲のボタンを押すことで、脳幹や延髄などの場所を確認することができます。
【発光生物】
ヘイケボタルとオーストラリアマツカサウオが展示されていました。
マツカサウオは見た目に綺麗さはありませんが、暗い場所では目の下が光りとても綺麗です。
【GFPで光るメダカ】
今回、とても感動したのがこちらのGFPで緑色に光るメダカです。
↓GIFアニメ(クリック)
GFPはgreen fluorescent proteinの略で、日本語では緑色蛍光タンパク質といいます。オワンクラゲが持つタンパク質で、
1960年代に下村先生によってイクオリンと
ともに発見・分離精製されました。この発見によって2008年にノーベル化学賞を受賞しています。この蛍光タンパク質によってガン細胞を発見する実験など様々な分野で研究が勧められています。下村さんは凄いです。同じ日本人であることを誇りに思います。
ということで名古屋市科学館に行ってきました④でした。もう少しおつきあいください。