理科の先生なら一度は作ったことのある電磁石モーターの作り方です。
簡単クリップモーター作り(単極モーターの作り方)
子どもに作らせると思った以上に上手くいかないですよね。作り方のコツを考えてみます。
エナメル線を単三電池に巻きます。この時、巻き過ぎると重心のバランスが取りにくくなります。かといって巻き数が少なければ回転する力が小さくなってしまいます。7から10くらいがちょうど良いみたいです。
左右のエナメル線を束ねる部分は、一方を手前から巻き、もう一方を奥から巻くようにします。(バランスをとるためです。)
エナメル線を紙やすりで削ります。一方は全面を削ります。
他方はエナメル線の一部を削ります。ここがモーターのミソですね。整流子(スイッチ)が切り替わり、電流の向きが入れ替わったり、電流が流れなくなったりします。「半分を削る」と教科書にはありますが、3分の2程度削った方が上手く回ることが多いです。エナメル線を曲げないようにコイルの根元を親指で固定させます。
電池の両極にクリップを取り付けます。
コイルを調整します。ここがとても大切です。まず、机に置いて平らになっているか確認します。平らになっていれば、指でクルクルと回して中心がズレていないか調べます。最後にクリップに乗せて。手で軽く回します。手の力だけでスムーズに回れば準備完了。永久磁石を電池に設置すると・・・
回りました♩モーターは何度作っても楽しいですよね。他にも様々な簡単モーターがインターネットで紹介されています。
【いろいろな手作りモーター】
曲げるだけモーター
超簡単モーター
アルミ箔モーター
クルクルモーター
様々な工夫がありますね。授業では1つづつつくって、動く仕組みを説明させてもおもしろいのではないでしょうか?説明力や論理的な思考力がつくと思いますよ。他にもおもしろいモーターがあれば教えてください。