小学校でおなじみのインゲンマメの発芽についてまとめました。
インゲンマメの種子の発芽
インゲンマメの種子
市販されているインゲンマメには殺菌と鳥に食べられないように、チラウムと呼ばれる薬剤が塗られています。(写真右)実験で使うときはチラウムを洗い流してから使う方が良いそうです。
種子の構造
種子を半分にしたもの。中に小さな胚があります。
赤・・・子葉になる部分
緑・・・葉になる部分
オレンジ・・・根になる部分
種子の段階で準備が行われています。
子葉になる部分を取り除いたものです。これを水に沈めるだけでも葉と根を出すそうです。子葉がないため、栄養が少なく成長は遅いですが、ちゃんと植物として成長することに驚きです。
インゲンマメを発芽させるためには水、空気、温度の3つの条件が必要です。
インゲンマメを湿らせた藻屑の上に置きます。
発芽したインゲンマメ。子葉は地面付近にあります。
大分成長しましたが、子葉はまだ地面です。
さらに成長すると、子葉の栄養を使うので、シワシワになってきます。サケのヨーコサックと同じ仕組みです。
さらに成長すると、子葉を落とします。生徒に見せるときは落とさないように慎重に扱う必要があります。子葉を1つ取り外して、子葉の数による成長の違いを比べてもおもしろいです。インゲンマメは小学校の内容ですが、ここで植物に興味を持てるかどうかが後の中学校で植物に興味をもてるかに関わってきます。子どもはどうしても、虫や動物に興味がいきますもんね。植物の面白さを伝えていけたらと思いました。