電流と磁界の関係は、3次元的な理解が必要で子どもにとってとても難しい単元です。そんな電流と磁界について学べるとてもよい教具を見せてもらいました。こちらです。
導線まわりの磁界、円形導線のまわりの磁界、コイルのまわりの磁界の3つについて調べることができます。
作り方はアクリル板、エナメル線、ネジの3つだけです。
電池と方位磁針さえあれば実験を行うことができます。
右ねじの法則を調べる実験。電流は上から下に向かって流れています。
「導線まわりの磁界はほとんどの生徒が理解できますが、円形になると急にわからなくなる」というのはどの理科の先生も経験していると思います。立体的に理解させるって本当に難しいですよね。この教材を使うと円形導線のまわりの磁界について学べます。コンパクトな教材なので、傾けたり、円形導線の上や下など様々な場所の磁界を調べることができます。
円形導線がしっかり理解できていない状態でコイルの磁界を教えられても生徒はパニックになるだけです。順序立ててコイルの磁界について教えたいです。
わかりやすい!
この教材の素晴らしいところは、簡単に作れるところです。100均一でいい形の容器さえ見つければ、穴を空けてエナメル線を通してボルトをつけるだけで完成します。少し大変ですが、クラスの人数分作ることができれば電流と磁界の授業がとても分かりやすいものになると思います。書画カメラを使用した演示実験用として教員向けの理科の研修などで作ってみても面白いですね。理科教師は教材の製作も一つの能力です。このように教材を手作りできる理科の先生が減ってきているように感じます。効果的な手作り教材がありましたら、コメントや問い合わせフォームから情報をお願いします。理科教育の発展のためみんなで情報を共有しましょう。
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アクリル板の加工についてはこちらの記事を御覧ください。