手羽先を使って筋肉と骨格について学びました。今回は手羽先の解剖について書いていきます。
手羽先の解剖
解剖の手順
解剖用ハサミ。丸まっている方を傷つけたくない方向にして使います。
まずはハサミで皮を剥いていきます。
赤い筋肉を切らないように注意します。
大分筋肉が見えてきました。
骨の両側に筋肉があるのがわかります。
皮を取り終えました。
筋肉を引っ張ると骨が動きます
筋肉の周りの膜を切り取ると観察しやすいです。
筋肉が骨に繋がっている部分。「けん」です。白色です。とても強くて手ではとてもじゃないですが、ちぎれません。
けんの拡大図。
手羽先の色々な場所の筋肉を引っ張ると対応する骨が動きます。思いもよらないところが動いたりして面白いです。
手羽先の解剖の紹介でした。簡単に手に入って面白い実験なのでぜひやってみてください。
骨格標本作り
筋肉の観察を終えた後、手羽先を骨格標本にしました。はじめに肉と軟骨を徹底的に取り除きます。ピンセットや解剖バサミをつかって行うのですが、軟骨が曲者です。入れ歯洗浄液を使ってタンパク質を溶かしていくと肉が柔らかくなって取りやすくなります。水酸化ナトリウムはアルカリ性が強すぎて骨まで溶かしてしまう恐れがあるそうです。
苦労して骨にしましたー。疲れたー。これを資料をもとに組み立てると・・・
おー、鳥の翼のまさしく骨格です。
これを瞬間接着剤で固定していきます。
完成♩全身骨格も作ってみたくなりました。ぜひやってみてください。
インターネットにはケンタッキーを使って骨格標本を作る方法が載せられています。
頭部以外無駄なく使っていますね。これに鶏頭水煮をつけると一頭できそうだと感じました(笑)