重さの不思議

今回は、簡単にできる重さの不思議について学べる教材について紹介します。

重さの不思議を感じる実験

 用意するもの



↑様々な大きさの発泡スチロールを容器に詰めたものです。見た目の量が違うところがミソです。
↑これは鉄の粒を小瓶にいれたもの。発泡スチロールの容器と比べるととてもコンパクトですね。
これら4つを用意して、手の感覚を頼りに軽いもの順に並べさせます。発泡スチロールの量を変えることで難易度を変えることができます。
難しいのは鉄球と発泡スチロールの重さの比較です。手に触れる面積が違うとどちらが重いのかわからなくなります。
↑同僚の先生がすごい方法を思いつきました。
下に置いてある発泡スチロールの容器の重さがほぼ同じだと感じたのでその上に発泡スチロールと鉄球とを重ねてみました。こうすれば上の2つの容器を比べることができますね。いろいろ考えた結果、鉄球が一番重いと結論づけました。実際に調べてみると↓
発泡スチロールはすべて210g
鉄球がはなんと170g。
小さいものは、手のひらへの圧力が大きくなるので重たく感じるんですね。・・・人の感覚はあてにならないですね。

密度について学べる教材

こちらは鉛とアルミの立方体です。同じ堆積なので、密度の違いがよく分かります。
木材でできたものもあります。
東急ハンズで安く手に入ります。
様々な種類があるので、授業で使うときは各班に配って密度を計算させても面白いと思いました。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)