今回は誰もが使ったことがある指示薬、ヨウ素液によるヨウ素デンプン反応の仕組みについて考えてみたいと思います。
ヨウ素デンプン反応の仕組み
ヨウ素液(ヨウ素溶液)をデンプンにかけると青紫色になるというヨウ素デンプン反応の仕組みをモデルで考えてみます。
こちらがグルコース、別名ブドウ糖を分子模型で表したものです。2年生の消化の単元でもでてきますね。
グルコースがいくつか繋がるとセルロース(食物繊維)になります。直線の構造ですね。デンプンを同様にモデルで表すと
このような螺旋構造になります。
建てにするとまるでDNAのようです。なぜ、このデンプンにヨウ素液を垂らすと色が変わるのでしょうか?