11月5日に近畿大学の学祭に行きました。そこで近畿大学薬学部の薬用植物園が一般に公開されていました。面白い植物がたくさん紹介されていました。今回はそんな薬用植物について書いていきたいと思います。
場所は近畿大学の大学通りです。おじゃましま~す。
中は広く、たくさんの薬用植物が飼育されていました。
それでは、気になる薬用植物を紹介していきます。
とげとげしい実が印象的なチョウセンアサガオ。この植物は人類に大きな貢献をました。
実は世界初の全身麻酔に使われたのです。
華岡青洲さんが麻酔薬を開発しました。開発にあたっては、青洲さんの母親と妻が人体実験となることを申し出ました。母は死亡。妻は失明。麻酔が使われる以前は、患者を縛り付けて生きたまま手術をしていました・・・想像したくないですね。大きな犠牲の上に今の全身麻酔があることを忘れてはいけないと思いました。日本麻酔科学会のロゴマークは今でもチョウセンアサガオが使われています。
これは何の植物でしょうか?
黒い粒粒が見えます。
そうゴマなんです。こんな植物だったんですね。栄養価がとても高いです。
お酒好きな人の救世主「ウコン」さんです。ふたばもウコンの力は手放せません(笑)
これは何でしょうか?
世界一苦いお茶として有名な「センブリ茶」です。飲んだことありますが本当に苦いです。罰ゲームに丁度いいです(笑)
綺麗な花を咲かしているのはもつ鍋には欠かすことのできないニラさんです。栄養満点です。
まだまだ続きますよ~
こちらは冬瓜(トウガン)です。大きいです。
不思議な花を見つけました。
後ろから見ると袋状になっています。
怪獣みたいな名前でした。
ハトムギ 玄米 月見草~♪
で有名なハトムギです。
枯れ木にしか見えないですが・・・
最も重要な薬用植物「ウラルカンゾウ」と書いてあります。
漢方処方の70パーセント以上に配剤されているとあります。「甘草エキス」とかよく聞きますね。
「独活(ウド)の大木」という言葉があります。ウドは地上に出る前の若芽は食用になるのですが、大きくなると食用には使えません。しかも、2mを超えて大きく成長するくせに、柔らかく木材としては使用価値はありません。このことから、体が大きいが役に立たない人のことを「独活の大木」と呼ぶようになったそうです。悲しい植物ですね。
出口には、お土産もおいてありました。幸せです。
最後にふたばが一番気になった植物を紹介します。
クソニンジンです。
名前は悪いですが、クソニンジンはすごいんです。中国のトウ ヨウヨウさんは、クソニンジンに含まれるアルテミシニンが強いマラリア活性を示すことを発見しノーベル賞を受賞しました。クソニンジンのおかげで年間10万人以上の命が救われています。
たくさんの科学者が世界を幸せにするために日々頑張っているんですね。ふたばも負けてられないです。
植物園ではクイズラリーもありました。来年も開催するかは不明ですが、気になる方は行ってみてくださいね。