科学ガチャ①-2「生物学者のプレパラートシール帳」

前回、極小の共存者 微生物について書きました。実は同じ日、微生物がちゃ以外に、もう一つ科学がちゃを見つけました。授業でも大きく活躍すること間違いなし。それが面白がちゃを数多く手がけている奇譚クラブのシリーズ、サイエンステクニカラーから出ている生物学者のプレパラートシール帳です。

生物学者のプレパラートシール帳

理科の実験で使われるプレパラートの顕微鏡写真を使用した美しい透明シールです。おなじみの植物から貴重な人体組織までなんと全部で80種類。120年以上の歴史をもつ京都科学監修。質感が素晴らしいです。何より美しい♪
私が初めに手に入れたのは1植物組織と2花粉、菌、デンプンの2種類。
使いやすくするためにラミネートしました。↓
透明なのがお分かりいただけるでしょうか?シール帳なので少し糊がついてしまいましたがまずまずの仕上がり。授業で使えそうなのをご紹介します。
まずは王道、タマネギの表皮細胞
いいですね。核がわかりやすい。
続いて裸子植物マツの横断面
最後は3年生の単元、ソラマメの根の成長点
どのシールもとてもキレイでわかりやすい。書画カメラで大型テレビなどに写せば、子どもたちは顕微鏡を覗いている気持ちになるのではないでしょうか。これで200円は安い!ちなみに私は欲望を抑えきれず、ネットで全種類セットを注文してしまいました。病原菌などは中学校では学習しませんが、小ネタとしてはつかえるかもしれないですね。このプレパラートシール帳の美しさは実物をみていただかないと伝わりません。見かけたらぜひ買ってみてくださいね。

生物学者のプレパラートシール帳Ⅱについてはこちらの記事をお読みください。

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)