食物連鎖と因果応報「プラスチックを食べるプランクトン」

3年生、「自然と人間」食物連鎖の単元で子どもに見せたい動画です。

プラスチックとプランクトン

この動画は、イギリスの「Plymouth Marine Laboratory(プリマス海洋研究所)」によって撮影されたものです。

黄緑色に光っているものは、顕微鏡でしか観察できない小さなプラスチックの破片を蛍光色に光らせたものです。プランクトンがプラスチックの破片を食べていることが分かります。

プラスチックは自然界ではほとんど分解されません。そのため、海に捨てられたプラスチックはずっと漂い続けることになります。ボロボロになり、小さくなってもプラスチックのままなのです。

授業でこの動画を使う際は、プラスチックがこの後どうなるかを考えさせたいです。プランクトンは食物連鎖の最下層にいます。このプランクトンを小魚が食べ、小魚を大きな魚が食べます。生物濃縮によって魚に含まれるプラスチックの濃度は上がっていきます。私たちが食べる魚には、目には見えないくらい小さなプラスチックがたくさん含まれているかもしれないのです。

廃棄されるプラスチック

人間によって海に廃棄されるプラスチックの量は、年間約800万トンと言われています。プラスチックを口にすることで健康に被害が出たとしても、他の動物たちから見たら人間の自業自得ですね。

「海にゴミを捨てない」

これは一つの国で出来ることではありません。世界中の国々が自分たちの子どもたちのために、環境を守っていく必要があると感じました。

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)

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