3年生、「自然と人間」食物連鎖の単元で子どもに見せたい動画です。
この動画は、イギリスの「Plymouth Marine Laboratory(プリマス海洋研究所)」によって撮影されたものです。
黄緑色に光っているものは、顕微鏡でしか観察できない小さなプラスチックの破片を蛍光色に光らせたものです。プランクトンがプラスチックの破片を食べていることが分かります。
プラスチックは自然界ではほとんど分解されません。そのため、海に捨てられたプラスチックはずっと漂い続けることになります。ボロボロになり、小さくなってもプラスチックのままなのです。
授業でこの動画を使う際は、プラスチックがこの後どうなるかを考えさせたいです。プランクトンは食物連鎖の最下層にいます。このプランクトンを小魚が食べ、小魚を大きな魚が食べます。生物濃縮によって魚に含まれるプラスチックの濃度は上がっていきます。私たちが食べる魚には、目には見えないくらい小さなプラスチックがたくさん含まれているかもしれないのです。
人間によって海に廃棄されるプラスチックの量は、年間約800万トンと言われています。プラスチックを口にすることで健康に被害が出たとしても、他の動物たちから見たら人間の自業自得ですね。
「海にゴミを捨てない」
これは一つの国で出来ることではありません。世界中の国々が自分たちの子どもたちのために、環境を守っていく必要があると感じました。