前回生徒の身近な飲み物を使った実験を紹介しました。三年生「電解質と非電解質」の単元で同じような実験をしたので紹介します。
身近な液体が電解質か非電解質か調べる実験
この実験では、
- 食塩(塩化ナトリウム)
- 食塩水(塩化ナトリウム水溶液)
- うすい塩酸
- うすい水酸化ナトリウム水溶液
- エタノール
- 塩化銅水溶液
に電気が通るかどうかを調べます。
電気が通るのは食塩水、塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、塩化銅水溶液です。
生徒に実験の考察を書かせると
「食塩水や塩酸みたいに塩が入っていると電気が流れる」
(※漢字の塩ですね笑)
「塩素かナトリウムがあると電気が流れる」
などといった鋭い意見がでます。
実験は準備が大変です。せっかくここまで準備をしたなら、教科書に載っていない液体で実験をしたいものです。
ということで生徒に身近な飲み物で実験をしました。試したのは
- ビール
- 麦茶
- コーラ
- ポカリスエット
- オレンジジュース
- 牛乳
です。私自身、どのような結果になるかわかりません。ワクワクしながら予備実験開始。やっぱり実験はこうでなくちゃ。まずは電気流れるポカリスエットとオレンジジュースを•••あれ?あまり流れない。電圧を5まで上げると流れました。塩酸や水酸化ナトリウム水溶液に比べると流れにくいようです。やっぱり予備実験は大切ですね。その他の飲み物に電圧をかけた結果、麦茶とビールは流れませんでした。コーラと牛乳は5Vでは流れませんが12Vで流れました。うーん、いろいろな物質が入っているからですかね。不思議です。夏休みの自由研究で調べても面白い実験だと感じました。