レインボーローズ

文字通り虹色のバラです。花屋さんに売っているのを始めて見たときは、本気で作り物だと思いました。でも、このバラ。正真正銘本物のバラです。

レインボーローズ

なんでも白いバラの茎を割いて、様々な色水につけることでこのようなバラが作れるそうです。バラにとってはいい迷惑だと思いますが、理科的には面白いですね。
↑茎の断面です。道管の色が場所によって変わっているのがわかります。一年生の植物のつくりの単元で見せてあげたいですね。
いやぁ、始めてこのバラを作った人は嬉しかったでしょうね。ちなみに授業で道管の学習をする場合はセロリが一番色水の吸い上げがいいようですね。使ってみてください。
虹色だけでなく、遺伝子操作で作った「青いバラ(ブルーローズ)」もあります。

青いバラ(ブルーローズ)

英語で青いバラ「the blue rose」は「かなわぬ望み」

英語で「the blue rose」といえば「かなわぬ望み」を意味します。バラは青色の色素を作り出す遺伝子をもたないので、青いバラはあり得ないものだからです。しかし、2004年6月、日本のサントリーフラワーズとオーストラリアの植物工学企業であるCalgene Pacificがバイオテクノロジーを用い「青いバラ」の開発に成功したと発表しました
世界で初めて完成した青色色素を持ったバラです。なんでも、パンジーの花を青色にする遺伝子を組み込むことで青いバラを作り出したとのこと。遺伝子まで操ってしまう人間、なんか、怖いような気もします。とはいえ、カルタヘナ法(遺伝子組み換え生物の輸入・販売を規制する法律)で許可さレテいる範囲での販売です。3年の遺伝の単元で教えたいですね。次はどんな植物に出会えるのか楽しみ半分、怖さ半分です。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)