中2の化学の授業。原子記号を定着させることが出来ないまま次の単元に進んでしまい、授業内容が全くわからなくなる生徒が少なからずいます。
原子の概念なしに、化合や分解、ましてや化学反応式なんて理解できるわけがありません。原子記号が並んだ黒板はそのような生徒にとって暗号が書かれている状態。好き勝手な行動をとるようになります。
中3ではイオンも指導内容に入りました。
原子記号の内容を全生徒に定着させることは、絶対条件です。
では、どのように原子記号を教えるのか?私は、原子記号を3つの方法で学習させています。
①カードゲームで学習
一つの目がカードゲームを使用した方法です。上の図はアーテックから発売されている原子記号カードゲームです。自作で作られている方も多いのではないでしょうか。ルールは簡単。
- ジャンケンで順番を決め、シャッフルしたカードを裏向きにして山を作る。
- 順番に山からカードを1枚ずつ引いていき、手札を増やしていく。※手札の最大数は7枚まで
- 自分の番でカードを引いたとき、手札の中から点数表にある「化学式」が成立したら『結合』と言って「化学式」のカードを全員が見えるようにオープンし、自分の前に置きます。化学式が正しければ点数表の点数を獲得できます。
- 繰り返し順番にカードを引いて、化学式を作っていきます。
- 最終的に山のカードがなくなった時点で終了となり、その時点で最も高得点の人が勝ちとなります。
ゲーム感覚で学習できるので盛り上がりますよ。
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②ペーパークラフトで学習
二つ目はペーパークラフトを使った方法です。水素や酸素の原子モデルを紙に印刷して配ります。色を塗ってからハサミで丸く切り取り切れ目を入れます。後はノートに貼り付けて完成です。水素分子は単結合、酸素分子は二重結合と違いが学習できます。
↑見た目も綺麗です。
↑ワークシートです。切るのに時間がかかるのが問題です(笑)
③語呂合わせで学習
三つ目は、定番の語呂合わせです。色々な語呂合わせがありますが、私はWeb玉塾の動画と共に
「水兵リーベ僕の船、なんと曲が〜る、シップスこらー!こいつかー!」
で教えています。
原子記号に関してはじっくり時間をかけて定着させたいですね。