ガラス棒やガラス管があれば、簡単な実験器具は自分で作れるって知っていましたか?今回は理科室でできるガラス細工について書いていきたいと思います。
理科室で手作りガラス細工〜簡単な実験器具をDIY
ガラス棒
まずはガラス棒の加工です。

ガラス棒を切るときは専用のヤスリでガラス棒に切れ目を入れます。力を入れて一回切り込みを入れたら、あとは手で引っ張るようにして折ります。

「パキッ」っといい音を立てて折れます。ガラスの破片が飛ぶので必ず安全メガネをつけてしてください。
ここからガスバーナーを使っていきます。
ガラス棒をガスバーナーで熱します。火力は強めです。ガラスがまんべんなく熱せられるようにガラス棒をクルクル回しながら熱します。気持ちはガラス職人です(笑)

薬品をすり潰す部分ができました。

じゃーん。
マイガラス棒が完成しました。実験のやる気が増しますね。次にスポイトの作り方です。
スポイト

ガラス管の中央を熱します。十分に熱したらガラス管を空気中でまっすぐ引っ張ります。

にゅー
スポイトの形になりました。

口の部分を熱してお皿に落ち着けるとキスゴムを取り付けられます。

曲げガラス管

ガラス管を曲げるには炎を少し弱く、してから曲げたい部分の少し横を熱します。ガラスの重みで曲がってきたら、熱する部分を少しづつずらしていきます。こうすることでなだらかなカーブが作れます。

じやーん。1つは曲げスポイトにしてみました(笑)
ミニ丸底フラスコ?

これは十分に熱したガラス管に息を吹き込んで膨らましたものです。小さな丸底フラスコのようなものを作りたいのですが小さすぎてガラス管を切るのが難しそうです。こんな時の技があります。カッターでガラス管に一度だけ切れ目を入れてから熱したガラスを切れ目の脇に押しつけます。