電気の単元。直列と並列は子どもたちの苦手意識の多い単元です。また、中学校理科の中で電気が一番苦手だという生徒も多いと思います。今回は直列と並列の違いを実験を通して理解させる方法を紹介します。
いろいろな豆電球で直列と並列を理解する
〈実験方法〉
子どもたちに抵抗の違う豆電球を2つ渡して実験を行います。
直列で明るかった方が
並列で暗くなります。
逆の結果になるというのは、子どもたちにとって(大人にとっても)とても不思議な現象だと思います。
この実験の謎を解明するという目的で、抵抗について学ぶはどうでしょうか?興味関心を高めた状態でそのままオームの法則にまでまっしぐらに進めたら。最高ですね。
直列回路で調べる
豆電球にはたくさん種類があります。異なる定格電圧電流をもつ豆電球を用意すると、直列や並列、電流や電圧について深い学びに繋げることができます。
今回は4つの豆電球を用意しました。左から1.1V0.3A、1.5V0.3A、2.5V
0.3A、6.3V0.15Aの4種類。
これらの豆電球を直列に繋いで電流を流します。電池を4つ直列に繋ぎました。
6.3V0.15Aの豆電球だけが点灯しました。
並列回路で調べる
次に並列に繋いでみます。電圧は1.5Vです。
今度は逆に6.3V0.15Aの豆電球以外が鮮やかに点灯しました。6.3V0.15A豆電球をよく見ると微かに光っているのがわかります。
直列と並列で点灯する豆電球が真逆になるということが実験を通してわかりました。不思議ですねー。ここで子どもたちから
「なぜ?」
「どういうこと?」
「直列と並列って不思議」
「先生教えて〜」(←教師として一番言われたい言葉ですね(笑))
となればしめたものですね。
豆電球自体はとても安いです。是非やってみてください。
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