炭化水素の溶解性を調べる実験
ヘキサン、ロウ、水を使って溶解性について調べました。
ヘキサンは有機溶媒で水溶性が低い液体です。
蒸留水には溶けず、水と油のように液体が上下に分かれます。
同様にロウも水に溶けません。
では、ヘキサンにロウを入れるとどうなるでしょうか?観察していくとロウが少しずつヘキサンに溶けていくのがわかります。
3つの物質を混ぜてみました。上からヘキサン、ロウ、水に分かれました。ロウは水とヘキサンではヘキサン側にあります。水の仲間とヘキサン、ロウの仲間に分けられそうですね。
ヨウ素液を使って溶解性を確かめていきます。左は純水にヨウ素液を垂らしたもの。右はヘキサンです。ヘキサンを純水(ヨウ素液入り)に優しく注ぎます。
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水とヘキサンは混じり合いません。しかし、この試験管を激しく混ぜ合わせると・・・
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おりゃりゃりゃー!
ヨウ素液がヘキサンに移動して紫色に変色しました。ヨウ素液は水よりもヘキサンなどの有機溶媒に溶けやすい性質があったんですね。面白いです。水に溶けるものと油に溶けるもの。この溶けやすさの違いを利用して物質を取り出すことを抽出と言います。コーヒー豆の水に溶ける物質だけを取り出すのを抽出といいますね。有機化学の不思議さを知りました。