アルカリマンガン乾電池をつくってみよう

アルカリマンガン乾電池を高分子吸水ポリマーを使って作ってみました。

アルカリマンガン乾電池をつくってみよう

出典:wikipedia

①正極剤

正極剤は酸化マンガンと純水でつくります。始めにゲル化した純水を作ります。高分子吸水ポリマー0.3gに純水を100mlいれます。高分子ポリマーはおむつから取り出します。※超大変です。
高分子ポリマーは自重の数百倍から数千倍の水を吸収できるそうです。
酸化マンガンと純水(高分子ポリマー)を薬さじの小さじで一杯ずつとります。

負極剤

負極剤は亜鉛粉末と水酸化カリウムです。水酸化カリウムはとても危険な薬品なので高分子ポリマーに吸収させると取り扱いやすくなります。ゲル化した水酸化カリウムを作るには高分子吸水ポリマー2.7gに水酸化カリウム水溶液50mlの割合で注ぎます。
こちらも薬さじで小さじ一杯ずつとります。
正極剤、負極剤ともによく混ぜ合わせます。
左が正極剤、右が負極剤です。
下から順に亜鉛版、負極剤
セパレーターとしてキッチンペーパーを使います。
正極剤
亜鉛版と重ねればアルカリマンガン乾電池の完成です。
うーん、思ったような電圧は得られません。
金属が触れ合う面積や溶液の濃度の問題かもしれません。改良の余地ありですね。もっといいやりかたがあれば教えてください。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 授業力&学級経営力2024年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)