エジソンが電球を発明する前、電気による照明はアーク灯でした。アーク灯とは、放電を利用した照明です。今回はそんなアーク灯について書いていきます。
身近な素材でアーク灯を作る
アーク灯は放電により炭素を加熱することで、炭素棒が白熱し強い光を発します。 炭素棒がアーク放電により減っていくので、放電(発光)を維持するために、炭素棒の距離を調整する必要があります。
アーク灯をシャーペンの芯で作った実験器具です。100Vの家庭用コンセントに繋ぎます。100Wの電球では1Aしか電流が流れないので、200Wの電球を使用しています。シャーペンの芯は上部が接触、下部がポリエチレンを挟んで非接触の状態で電流を流します。
実験開始直後はシャーペンの芯に電流が流れます。炭素が少しずつ消耗していき、シャーペンの芯が適度な距離になると・・・
ルーモス・マキシマム!(by ハリーポッター)
アーク放電が起こります。眩しすぎて読書はできないと思います。不思議なアーク放電の実験でした。