コミュニケーション能力を高めるゲームアプリ「ワードウルフ」

子どもたちのコミュニケーション能力を高めるのに人狼ゲームを使うというのは前にも書きました。

今回は、人狼ゲームの派生版である「ワードウルフ」というゲームを紹介します。

ワードウルフ遊び方

ワードウルフは、ゲームマスター1人とプレイヤー3人以上の計4人以上で行うゲームです。人狼のようにカードは使いません。

ゲームは、①お題の提示 ②話し合い ③投票 の3つのターンで成り立ちます。

①お題の提示

ゲームマスターが、プレイヤーにお題を提示します。ゲームマスターはお題を2つ用意します。お題は、「タコとイカ」「カブトムシとクワガタムシ」「うどんとそば」など似ているものを選びます。ゲームマスターはプレイヤー1人に対して一つのお題をあたえます。この時、プレイヤーがどんなお題を与えられたかを周りのプレイヤーは知ることはできません。ゲームマスターはお題によってプレイヤーを少数派と多数派に分けます。プレイヤーは自分が多数派なのか少数派なのかを知ることはできません。

②話し合い

プレイヤー同士で話し合いをします。目的は多数派なら、少数派(ワードウルフ)を見つける。少数派(ワードウルフ)なら周囲にバレずに話し合いを終わらせることになります。

③投票

全員で少数派と思う人を「せーの!」で指名します。少数派(ワードウルフ)が一番多く指名された場合は、多数派(市民)の勝ちになります。逆に多数派(市民)の誰かが指名された場合は、少数派(ワードウルフ)の勝ちになります。2名以上が同票の場合は1分間のサドンテス(延長戦)の話し合いを行い、再度投票をします。再投票でも結果が出なかった場合はワードウルフの勝ちとなります。

ゲームのポイント

このゲームは実際にやってみないと醍醐味はわかりません。ゲームのポイントは自分が少数派(ワードウルフ)かどうかを早めに判断することです。戦略がまるっきり変わりますからね。

ワードウルフのアプリ

ワードウルフは、ゲームマスターが必要ですが、アプリを使うとゲームマスターの役割をアプリがしてくれるので、プレイヤーのみで楽しむことができます。先生がゲームマスター役となって、クラス替え直後や班替え直後に班でやれば盛り上がること間違いなしです。(※中1には少しレベルが高いかもしれませんが・・・)面白いと思われた先生はぜひやってみてください。

ワードウルフ(iPhone版)をダウンロード

ワードウルフ(Android版)をダウンロード

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窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)