子どもたちのコミュニケーション能力を高めるのに人狼ゲームを使うというのは前にも書きました。
今回は、人狼ゲームの派生版である「ワードウルフ」というゲームを紹介します。
ワードウルフは、ゲームマスター1人とプレイヤー3人以上の計4人以上で行うゲームです。人狼のようにカードは使いません。
ゲームは、①お題の提示 ②話し合い ③投票 の3つのターンで成り立ちます。
ゲームマスターが、プレイヤーにお題を提示します。ゲームマスターはお題を2つ用意します。お題は、「タコとイカ」「カブトムシとクワガタムシ」「うどんとそば」など似ているものを選びます。ゲームマスターはプレイヤー1人に対して一つのお題をあたえます。この時、プレイヤーがどんなお題を与えられたかを周りのプレイヤーは知ることはできません。ゲームマスターはお題によってプレイヤーを少数派と多数派に分けます。プレイヤーは自分が多数派なのか少数派なのかを知ることはできません。
プレイヤー同士で話し合いをします。目的は多数派なら、少数派(ワードウルフ)を見つける。少数派(ワードウルフ)なら周囲にバレずに話し合いを終わらせることになります。
全員で少数派と思う人を「せーの!」で指名します。少数派(ワードウルフ)が一番多く指名された場合は、多数派(市民)の勝ちになります。逆に多数派(市民)の誰かが指名された場合は、少数派(ワードウルフ)の勝ちになります。2名以上が同票の場合は1分間のサドンテス(延長戦)の話し合いを行い、再度投票をします。再投票でも結果が出なかった場合はワードウルフの勝ちとなります。
このゲームは実際にやってみないと醍醐味はわかりません。ゲームのポイントは自分が少数派(ワードウルフ)かどうかを早めに判断することです。戦略がまるっきり変わりますからね。
ワードウルフは、ゲームマスターが必要ですが、アプリを使うとゲームマスターの役割をアプリがしてくれるので、プレイヤーのみで楽しむことができます。先生がゲームマスター役となって、クラス替え直後や班替え直後に班でやれば盛り上がること間違いなしです。(※中1には少しレベルが高いかもしれませんが・・・)面白いと思われた先生はぜひやってみてください。