ノーベル医学生理学賞を受賞した東工大栄誉教授の大隅良典さんが学者を目指すきっかけとなったのは、小学生の頃に兄から贈られたマイケル・ファラデーの「ロウソクの科学」だということは有名な話です。
ロウソクの科学
今回はふたばがロウソクを科学しました。その中でも印象に残ったものを紹介します。
気化したロウに火をつける
ロウソクは何が燃えているのか?ロウの気体が燃えているのです。軸に火をつけることで固体のロウが液体化します。液体になったロウは熱で気体になり上昇していきます。この上昇したロウに火がつくことで継続して火を灯すことができるのです。その証拠に火を消したあと、素早く火を近づけると火が軸につく前に発火します。気化したロウがのこっていたことがわかります。
もっとわかりやすい実験をしました。ガラス管、針金、アルミホイルを用意します。
ガラス管にアルミホイルを巻きつけ針金で固定します。この筒をロウソクの火の根元(ロウの液体が気化(蒸発)している点)に持っていきます。アルミホイルの先から白い煙(気化したロウ)が出てきます。火を近づけると・・・
ファイヤー!
注射器を使ったものもあります。注射器で気体のロウを集めます。火に向けて噴出させると・・・
ミニファイヤー!
最後にロウの三態を見ることのできる実験です。ガラス管の一方を塞いで中にロウを満たします。
中央部をガスバーナーで加熱します。しばらくすると
青矢印→固体のロウ
緑矢印→液体のロウ
赤矢印→気体のロウ
に分かれます。
気体のロウに火を近づけると・・・
ポッ
火がつきました。ロウソク一本で相当楽しめました。ただしこのガラス管の実験は突沸の恐れがあります。絶対に口を人に向けないでください。ロウは体につくと高温で張り付きます。危険性を理解した上で安全に実験をしてください。
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おもろ