早寝、早起き、朝ごはん♩どの学校でも一度はスローガンになったことがあると思います。これだけ、このスローガンが叫ばれているのは、なかなかこのスローガンが達成できない現れだと思います。
早めに寝て、早めに起きて、朝ごはんを食べる。
とても単純なことです。また、この3つが習慣化されている子どもたちは学力も高いことがわかっています。それなのに達成できない・・・実は、この問題の裏側には子どもではなく、大人の関わり方が大きく関係しているのです。今回はカナダの朝ごはんに関するある動画を紹介します。
早寝、早起き・・・
この動画は、新学期が始まったばかりの9月にカナダに暮らす5人の小学生にアンケートをとったものです。
子どもたちにアンケート
アンケートの質問内容は
「健康的だと思う朝食のメニューを絵に描いてください。」
のいうもの。
果物、ヨーグルト、目玉焼き、トースト、オレンジジュースなどなど、よく海外ドラマでみるブレイクファーストですね。子どもたちはみなバランスのとれた食事を知っているようです。
次に
「今日、朝ごはんに食べたものを教えてください。」
と問いかけます。少し考えてから、書き始めたのは
ドーナツ一個、シリアル、真っ白の画用紙をだして食べていないことを表す女の子も・・・子どもたちの朝食に対する問題は日本だけのものではなかったんですね。動画の最後には暗転したメッセージが流れます。
「カナダでは115万人以上の子どもたちが、満足いくと言えない朝ごはんを食べて、毎朝学校へと通わされていることわ知っていますか?」
食育は保護者の協力が必要
これは子どもたちではなく、親世代の問題です。学校でいくら、早寝早起き朝ごはんと唱えてみても、子どもたちは現実とのギャップに苦しむだけです。まさに学校と親との板バサミです。こんな環境では、子どもたちが親になっても同じことが繰り返されるだけです。学校は親の世代に向けてメッセージを発信していかなければ ならないのかもしれません。そのためには、まず大人が朝食をゆっくり取れるゆとりのある生活をすることができる社会になって欲しいと感じました。
最後の女の子の表情がなかなか瞼から離れませんでした。