研修で面白い指示薬を教えてもらいました。それが今回紹介するサーモインクです。
サーモインクで液体の温まり方を視覚化
サーモインクは、温度によって色が変わる不思議な液体です。
小学校では当たり前のように使われているそうですが、中学校の先生にはあまり知られていないのではないでしょうか?簡単にいうと温度によって色が変わる薬です。小学校の「ものの温まり方」の単元で使われています。
↑これはサーモインクで湿らせた紙をラミネートしたものです。指の腹側で擦って温めると・・・
ピンク色になりました。摩擦熱がおこったことがわかります。まぁ、指が火傷するほど熱くなるので色を見なくても分かります(笑)
このラミネートサーモインクシートを使って水の温まり方を見ていきます。
不思議なことに火に近い試験管下部よりも上の方から順に温まっていることがわかります。
なぜだ〜。
サーモインクを試験管に入れて実験してみます。
火で温めた部分から熱が上に移動していることがわかります。その後。試験管の上側に沿って熱が上に上がり、最上部から順に温まっていきます。昔の風呂は上ばっかり熱くて、下がぬるいのでよく混ぜてから入っていましたが、こういった理由があったんですね。
ちなみに試験管の中ほどを温めると・・・
火をかけた部分より上部しか温まりません。クーラーが上に、ストーブを下に置く理由がわかります。
シーリングファンは冬場に使うものですが、なぜ冬場に使うのかを説明させると理解度を確認できると思います。
次に冷え方です。試験管の上部に水をかけて冷やしていくと・・・
温めた時とは逆に、青い色は冷やして部分から下に移動して、試験管に沿って降りていき最下部から冷やされていくことがわかります。
面白いです。ちなみに最初のラミネートしたサーモインクペーパーの実験では、上下に余白をつくるのがポイントとなります。そうしないと先に最下部が温まっているように見えてしまいますよ。ということでサーモインクを使った液体の温まり方の実験の紹介でした。
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サーモインクの活用法についてはこちらの記事もご覧下さい。