微生物の観察は生徒にとって、興味・関心が高い単元の一つだと思います。この単元では、是非とも本物の微生物を観察させたいものです。
しかし、いざプランクトンを採取しに行こうと思うとなかなか大変です。下の写真のようなプランクトンネットを用意したいですが、このプランクトンネットの値段は40,000円・・・買えんです。そこで、今回は、安い材料費で簡単に作れる手作りプランクトンネットをご紹介したいと思います。
プランクトンネットとは
プランクトンネットは川や池の水のプランクトンをこしとる道具です。池の水コップ一杯には100万の微生物がいると言われています。たくさんいますが、コップ一杯の水の中ではまばら過ぎて(密度が低すぎて)顕微鏡で見つけるのは難しいです。そのため、プランクトンネットをつかって水の中にいるプランクトンの密度を上げていく必要があるのです。
【手作りプランクトンネットの作り方】
用意するものは
ペットボトル(1.5ℓか2ℓ)
パンスト、フィルムケース、ハサミ、カッターです。
①ペットボトルを3つに切ります
↑こんな感じ、場所は適当ですね(笑)
②フィルムケースのキャップに穴を開けます
↑こんな感じ〜
③パンストをペットボトルの口側に通します
④ペットボトル(中間部) に③を差し込み、その先に②で作ったフィルムケースの蓋を通します。
⑤パンストの先をハサミで切ります
⑥パンストの長さをペットボトル中間部に入れて調整します。
⑦完成〜♩
40,000円が300円(パンスト代)でできました(嬉)パンストは中古でもかまわないので、それなら無料です(笑)簡易式とはいえ嬉しいですね。
手作りプランクトンネットの使い方
使う時は手で汲み取る方がいいと思います。紐をつけて投げるには穴を開けて固定したり、重りをつけたりと加工が必要です。いろいろ改良してみてください。
↑本物を使っているところ
↑ウヨウヨしています。
ということで、手作りプランクトンネットの紹介でした。面白い微生物がとれたら教えてください。