2年生、消化の単元で使える授業こネタです。完全食とは、人間が生きるために必要なすべての栄養素を含んでいて、水に溶かして飲むだけで食事をする必要がなくなるというものです。今回は日本で生まれた完全食について書いていきます。
完全食「クシナダ」
完全食を言い換えると、病院の点滴の食事バージョンですね。完全食は過去にもありましたが、アメリカで開発されたため、アメリカ人の栄養基準で作られていました。
しかし、ついに日本人用の完全食「XiNADA(クシナダ)」が発売されたのです。クシナダは誰もが購入できる材料を使って作られており、自分で作れるレシピも公開されています。
クシナダの材料
材料はきな粉や大豆、油などです。↓
気になるのは
「本当にこれだけで生きていけるのか」
ということですね。
実はこのクシナダ開発者の鈴木さんは4カ月間クシナダだけで生活をしたそうです。健康診断も問題なし。
これだけ聞くとすごいと思いますが、食育を進めている学校側としては「・・・」ですね。
理科の教材としては面白いと思います。今は一食400円ですが、単価を下げることができれば、発展途上国などの貧困で食べ物に困っている人たちの手助けになるのではないでしょうか?様々な可能性を感じました。