「今の子どもたちが仕事に就く頃には、今の仕事の60%は無くなっているだろう」
という話を聞きました。様々な分野で機械化が進み、ネットワーク社会、ユビキタス社会になっていく結果だそうです。この話を聞いて、それでもなくならない仕事は何か改めて考えてみたとき、私は「コミュニケーション」だけは機械化出来ないと思いました。今回はコミュニケーションについて書いていきます。
これからの社会で生き残るには、「コミュニケーション能力」が不可欠だと思います。一人一台スマホを持ち歩き、いつでもどこでも誰とでも繋がれる社会になりました。結果としてコミュニケーション能力は向上するどころか地の底まで落ちたように感じます。相手に「私は楽しい」ということを伝えるのに「言葉、表情、声のトーン、身振り手振り」は必要なくなりました。代わりにセンスの良い「LINEスタンプ」をタップするだけです。コミュニケーション機器が発達すれば発達するほど人のコミュニケーション能力は退化していくのです。しかし、どれだけコミュニケーション機器が発達しても、人は直接のコミュニケーションを求めます。コミュニケーション能力を駆使する「人狼ゲーム」があれだけはやったのはその証拠ではないでしょうか?私は、「人狼ゲーム」をはじめとしたコミュニケーションゲームを学校教育に取り入れていくべきだと思っています。エンカウンターも同じですね。この本は、学級崩壊したクラスを何度となく建て直し、全国コミュニケーション教育研究会会長をされている菊池省三先生が書かれたものです。褒め言葉をシャワーのように浴びせる菊池先生の学活は本当に素晴らしいと思います。