この羽根の発電機のメリットの一つが費用です。メンテナンス等が簡単で従来の3枚翼風車より約40%も安いそうです。また、近くを飛ぶ鳥にとっても、はるかに安全です。風力発電というと自然に優しいというイメージがありますが、実際は、羽根のある発電機の下には羽根で無残に斬られた鳥の屍体が転がっていたり、騒音によって近くの村で頭痛で苦しむ人が集団で現れたりとマイナス面も多いです。発電効率等の問題もありますが、この羽根のない風力発電機が未来の持続可能な発電法として活躍してくれることを祈りたいです。
追記です。2022年、台風の影響を受けずに発電できる羽のない風力発電の実験が石垣島で行われました。本格的な実用化まであと少しかもしれませんね。