オランダの企業「Plant-e」が植物を植えた湿地から電力を”収穫”する技術を開発しました。水田の多い日本は特に注目したい技術です。仕組みが分かりやすくアニメーションで説明されています。
植物で発電?
微生物が有機物を消費する際には、電子が放出されており、そこに電極を設置すること電圧を生み出すようです。
気になる発電量ですが、100㎡の敷地で、年間2,800kWh発電できるそうです。2014年の日本の平均電力使用量は1世帯あたり年間4,432kWh。100㎡の敷地が確保できれば、家庭の電力使用量のおよそ60%ほどをカバーできるという計算になります。
家庭用燃料電池や家庭用ソーラーパネルなどが普及してきました。また、電気自動車やハイブリッド車も確実に増えています。水田での植物発電、家庭用燃料電池、家庭用ソーラーパネル、家庭用風力発電などの普及により、電力は各家庭でまかなう時代がすぐそこまで迫っている気がしてきました。
棒状風力発電機
家庭用ソーラー充電器「Powerwall」
テスラモーターズが開発したpowerwallのすごいところは、蓄電池を壁掛けできるサイズにしたところです。この蓄電池の充電容量は10kWhと7kWhのものがあります。日本の一般家庭の電力使用量は一日あたりおよそ平均11.5kWhほどなので、10kWhの蓄電池なら、1日の電力使用量をほぼまかなえる計算です。近い将来、各家庭で発電を行い、各家庭で充電をする。そんな時代がすぐそこまで来ていると感じました。