1年生、音の単元で「音は空気の振動である」ということを教えます。しかし、「音」という目に見えない現象を理解させるのはなかなか難しいです。
そこで実験です。
音を目に見える形にする実験でポピュラーなのが塩と黒いビニール袋をつかったものです。
ボウルなどに黒いビニールを張り、塩をのせて音を当てると塩が振動で跳ねるやつです。
塩で音を見える化
綺麗な模様です。生徒には目に見えない事象を説明するとき、実験や映像などで目に見える形で示すだけで生徒の理解度は大きく上がります。
音の可視化でインパクトのある動画を見つけたのでご紹介します。
炎は音で消せる!?
アメリカ・バージニア州のジョージ·メイソン大学の学生が開発した、「音で火を消す装置」です。
開発者は工学部に所属するセス・ロバートソン(Seth Robertson)23歳と、ヴェト・トラン(Viet Tran)28歳の二人。
消火の仕組みは、圧力波の音を使って、炎から酸素を除去し、鎮火させるとのこと。まさに「音は空気の振動である」という特性を使った発明ですね。消火に使う音は、低周波ノイズが有効とのことで、二人はヒップホップの強音がそれにあたるそうです。
面白い発明ですね。超音波で体内にできた石を粉砕する治療法なども音を使った身近な例の一つです。教科書の内容をより深めるためにも今日の授業が実生活のどのような場面で利用されているのかを伝えていきたいものです。