カリフォルニア大学アーバイン校(UCI:University of California, Irvine)が1月25日、ゆで卵を元に戻す方法を開発したと発表しました。 驚きの方法をご紹介します。
卵を茹でると、それまで透明で液状な白身が白く固くなります。これは熱や化学反応でタンパク質が変性するからです。
これを液状に戻すためには、凝固したタンパク質に尿素を加えてからマイクロ流体薄膜を通し機械的圧力を加えればいいようです。この技術は様々な分野で活用できるようです。
たとえば医薬品の研究開発や製薬で必要な特殊タンパク質があります。これらのタンパク質は非常に高価なことがあり、それが原因で薬の値段が上がってしまうことがあります。しかし、一度変性したタンパク質を再利用することができれば、抗癌剤などの製造プロセスを合理化し手頃な価格とすることができるのです。
明るい未来のために世の科学者は日々努力しています。私たちも負けていられませんね。