「あなたは私の友達?」友人と双子コーデが流行る理由

1月24日の読売新聞で気になる記事を見つけました。

「友人同士で同じ色やデザインの服を着るファッションが、若い女性の間で流行している。」

という記事でした。今回は、この記事を読んでいろいろ考えたことを書いていきたいと思います。

友人と「双子コーデ」

この記事を読んで思ったこと

この記事を読んで思ったことは、「相手が自分のことを友達だと思っているか不安なのではないか」ということです。双子コーデをする人は、お互いに相手が自分のことを友達と思ってくれているのか不安でしょうがないのだと思います。だから、同じ服を着てお互いに「私たち友達だよね」と確認したいのだと思います。記事にも「おそろいの服で友情を確認したいという心理も働いていそうだ。」と書かれています。驚いたのは、10〜40代の女性470人にアンケートを実施したところ、86%が「双子コーデに興味がある」と答えていることです。新聞は「SNSの発達で交友関係が広く浅くなった結果、確固たる友情を確認し、周囲にも示したいという心理が働いているのではないか」と結ばれていました。

あなたの友人は何人?

研修で講師が「あなたには友人と呼べる人が何人いますか?」という質問をしていました。中々癖のある質問です。
友人ほど曖昧なものはありません。こちらが友人だと思っていても、相手はそう思っていないかもしれません。
「相手が自分を友達と思っていなかったら惨めだ。傷つきたくない。」
そんな心理が双子コーデを生み出したのだと思います。
でも、それって本当に友達だといえるでしょうか?同じ服を着なければ友情を確認できないような関係は友達としては寂しすぎます。本当の友達は、年に一回しか会えなくても繋がっていけるような相手ではないでしょうか?他人との関係が希薄になっている今、もう一度「友達とは何か」「友情とは何か」を考えてみる必要があると感じました。
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)