1月24日の読売新聞で気になる記事を見つけました。
「友人同士で同じ色やデザインの服を着るファッションが、若い女性の間で流行している。」
という記事でした。今回は、この記事を読んでいろいろ考えたことを書いていきたいと思います。
友人と「双子コーデ」
この記事を読んで思ったことは、「相手が自分のことを友達だと思っているか不安なのではないか」ということです。双子コーデをする人は、お互いに相手が自分のことを友達と思ってくれているのか不安でしょうがないのだと思います。だから、同じ服を着てお互いに「私たち友達だよね」と確認したいのだと思います。記事にも「おそろいの服で友情を確認したいという心理も働いていそうだ。」と書かれています。驚いたのは、10〜40代の女性470人にアンケートを実施したところ、86%が「双子コーデに興味がある」と答えていることです。新聞は「SNSの発達で交友関係が広く浅くなった結果、確固たる友情を確認し、周囲にも示したいという心理が働いているのではないか」と結ばれていました。
あなたの友人は何人?
研修で講師が「あなたには友人と呼べる人が何人いますか?」という質問をしていました。中々癖のある質問です。
友人ほど曖昧なものはありません。こちらが友人だと思っていても、相手はそう思っていないかもしれません。
「相手が自分を友達と思っていなかったら惨めだ。傷つきたくない。」
そんな心理が双子コーデを生み出したのだと思います。
でも、それって本当に友達だといえるでしょうか?同じ服を着なければ友情を確認できないような関係は友達としては寂しすぎます。本当の友達は、年に一回しか会えなくても繋がっていけるような相手ではないでしょうか?他人との関係が希薄になっている今、もう一度「友達とは何か」「友情とは何か」を考えてみる必要があると感じました。