「空はなんで青色なの?」
「なぜ、夕焼けは赤いの?」
こんな質問を子どもからされたことはありませんか?誰もが一度はもつ疑問だと思います。でも、この質問に対して
「じゃあ、実験して確かめてみよう!」
こう言えるのは理科の先生だけです。理論とかではなく、実験で確かめる。これが子どもたちを心から納得させる唯一の方法だと思います。
空と夕空が青と赤になる理由がわかる実験
実験は思っているより簡単です。
【実験方法】
まずは、光源です。懐中電灯でかまいません。ただし、できるだけ強い光を出すものにしてください。
次に空気中の水蒸気やチリの代わりとなる微粒子(コロイド粒子)。今回はワックスを使いましたが別に牛乳でかまいません。ただ、牛乳は匂いが残るんですよね・・・
最後に水槽です。今回は長いアクリル水槽を使いましたが、2リットルの炭酸用ペットボトルで代用できます。ただし、ペットボトルを使うときはコロイド溶液の濃度を少し高めにしてください。
部屋を暗くしてライトで照らすと・・・
光源側では青っぽく、反対側では赤っぽくなりました。光源からでた白い光がコロイド粒子(空気中ではチリや水蒸気)で散乱するからです。
「青い光は波長が短いため散乱しやすく(粒子にぶつかりやすい)、赤い光は波長がながいため散乱しにくい(粒子にぶつかりにくい)」
実験を通して確認することができました。合わせて赤外線は物質を通り抜けやすいことや、紫外線が強いエネルギーを持っていることを波長の話と繋げて説明してあげると盛り上がるかもしれません。理論と共に実験を通して子どもに心から科学の不思議さを納得させることのできるのは理科の先生だけだと思います。日本の理科の先生全員の力を合わせて科学大国日本を作っていきましょう♩