「しくじり先生」という番組をご存知でしょうか。芸能人やスポーツ選手など、著名人がどのような失敗をして、そこから何を学び、どのように乗り越えてきたのかを面白おかしく、時には涙も交えながら紹介していく番組です。ふたばはこの番組が大好きです。北海道でロケットを開発している植松努さんもスピーチでこのように述べています。
「学問は、社会の問題を解決するために人類が生み出したものなんです。必死になって築き上げたものなんです。」
「教育は、失敗の避け方や責任の避け方などの要領いい生き方を教えるためのHow toでしょうか?全然違います。教育とは死に至らない失敗を安全に経験させるためのもの。でも、それがおかしくなってきてしまったんです。」
「それは失敗をマイナスだと思っている大人がいるからなんです。」
とても胸に刺さる言葉です。失敗図鑑には、先人たちの失敗が詰まっている図鑑です。
先人たちの失敗のおかげで今の世の中はこんなにも暮らしやすくなっていることを忘れてはいけないと感じます。エジソンは電球を開発するために最適なフィラメントを求めて、失敗を繰り返しました。最後にたどり着いたのが日本の京都にある竹です。エジソンは失敗をしても「成功だ!」と言っていたそうです。「この材料が使えない!」ということがわかったという意味で成功だと考えていたんです。これぐらいの気持ちがないと日本の竹までたどり着けませんよね。もし、エジソンが電球を発明していなければ、私たちはいまだにブラウン管でテレビを見ていたかもしれません。失敗から学ぶ「失敗図鑑」ぜひ学級文庫に置いてみてください。