学級委員や班長などリーダーに見せたい動画があります。こちらです。
羊の放牧
この動画はリーダーとして大切なことを教えてくれます。何だかわかりますか?
実は羊の群れの中に山羊が混じっているのです。
では、何のために山羊を羊の群れに混ぜるのでしょうか?
ヒツジの群れにヤギを入れる理由
正解は
「山羊を羊のリーダーにするため」
です。
どういうことかご説明します。
羊は群居性の強い動物で、必ず群れになって行動します。自分からは決して群れから離れようとしません。そのままにしておくと、群れの下にある牧草は食い尽くされてしまいます。
そこで群れに山羊をいれるのです。
ヤギは羊とは違い、群れの動きに関係なく自由に動きます。牧草が少なくなれば牧草の多いポイントに移動します。山羊が移動すると、羊は山羊につられて群れで移動を開始します。そうすることで牧草が食い尽くされることなく放牧が続けられるのです。
また、山羊を入れておくと、人間はそのヤギだけをコントロールすれば、どんな大きな群れでも一人で思うままに動かせるというのも理由の一つのようです。
スペイン、中央アジア、モンゴルの農民たちも羊と山羊のこの性質を利用して放牧を行っているようです。
生徒には、この動画を通して
「リーダーは、自分で考えて正しい行動をしなければならないこと。」
「リーダーは、自分が先頭に立って行動しなければならないこと」
を伝えたいです。
因みに人間社会では、集団の行動を変えるためには18%の人数が必要なことが行動科学でわかっているそうです。羊と山羊の例で言うと羊82匹に対して山羊が18匹必要ということです。この18%が多いのか少ないのかはわかりませんが、担任としてはリーダーとして18%の味方(白)を作るという目標に向けて頑張らせたいものです。