現地時間2018年3月27日、Appleが開催した教育向けイベントで第6世代新型iPadを発表しました。これまでiPadProにだけ対応していたタッチペンApplePencilに対応することがわかりました。
また、AppleのライバルとなるGoogleは、前日の2018年3月26日ChromeOS搭載タブレットを教育機関向けに提供すると発表しました。同日台湾の会社Acer(エイサー)が「Chromebook Tab 10」を発表しました。こちらは9.7インチでワコムのEMR採用のスタイラスペンが付属します。
双方とも教育向けを意識して作られた教育タブレットです。Appleの発表会の前日にGoogleが発表を行ったことで、教育界のタブレット市場の争奪戦が始まることが伺えます。
教育用タブレットとして大切なこと。それは「ペン」が使えることです。ペンには無限の可能性があります。まずは教師がその可能性を知るべきです。下の動画はある先生がApple Pencilの使用例について説明したものです。
テスト作りなどにも活用できるんですね。生徒に使わせる前に、教師として活用法をマスターしておきたいです。
気になる価格は、Appleの第6世代iPadが329ドル、GoogleのChromebook Tab 10が239ドル。ApplePencilは別売りで1万円程度することを考えると、価格面ではChromeOSのコストパフォーマンスが光りますね。しかし、タブレット界を率いてきたiPadの充実したアプリと画面の美しさはさすがです。目移りしてしまいますね。iPadはwi-fi版、cellular版で価格が異なるのでアップルのホームページで確認してください。
YouTubeでそれぞれの動画を見つけました。2つとも動画の題名に「education」の文字が入っています。今回の2つの商品は教育を強く意識したものだということがわかります。
デジタル教科書の普及が進んでいます。平成31年4月1日には、視覚障害や発達障害などの児童生徒に向けて全教育課程でデジタル教科書が使えるように学校教育法改正案が閣議決定されました。
詳しくはこちらの記事を御覧ください(ResMom.esMom.Biz)
今後、この動きはさらに大きくなっていきます。全国の小中学校の生徒が教科書ではなく、タブレットをランドセルに入れて登校する姿が当たり前になるかもしれません。年々分厚く、重くなる教科書を持っている子どもたちのことを考えるといい流れかもしれませんね。「画面では頭に入らない」という主張もあります。様々な考え方がありますが、画面の照度の問題など、目への負担などを下げる技術が向上すれば実質紙と変わらなくなるのではないでしょうか。2018年は教育会のタブレット元年になるはずです。少子高齢化が進む今、タブレットなどのICT機器をうまく活用して子どもたちの学力を育み、「少数精鋭の技術大国日本」を作り上げていきたいものです。
カエルの解剖もデジタルで行えます(笑)理科教師としては、さすがに解剖は実物で行う方がいいと思いました・・・。「デジタルで手順を学んでから実験する。」もしくは、「実験した後にデジタルでまとめる。」など、適切な活用法については教師などの知恵が必要ですね。IT関係者と教育者の協力が必要だと感じました。
ちなみにふたばは教育界で大活躍Chromebookを使っています。今回のタブレットについても価格を考えると「Chromebook Tablet 10」に傾いています。弟がiPad第6世代を買おうとしていたので、もし2つとも手にいれた際は、比較記事をブログにあげたいと思います。ご期待ください。
Chromebookについてはこちらの記事を御覧ください。