大阪府理科後期長期研修発表会に行ってきました。その発表内容をご紹介したいと思います。
①月の観察模型
月の観察を模式的に行う実験装置です。月の模型を金網と小型のwebカメラを用いることで月の位置の変化を視覚的に理解させることができます。
金網がマス目のかわりになってわかりやすい。
授業ではパソコンの映像をプロジェクターで映すといいですね。
他にも、懐中電灯を太陽に見立てて、影を長さから太陽の位置について考えさせる実験装置もありました。仕組みは簡単ですが、わかりやすいと思いました。
②雲の教材
遊びながら雲の名前を覚えられる雲カルタです。
綿を雲に見立てた雲パズル。見た目にも綺麗ですね。雲ができる高さも学ぶことができます。
写真で作る雲モデル、実際の写真の雲を見ながらモデルを作ります。観察眼を養うことができそうです。
層雲の階層モデル。わかりやすい!
巻雲バージョンもありました。
立体「十積雲形」。ここまでくると芸術ですね。素晴らしいです。
③結晶の観察
とても綺麗でした(笑)
④水中の食物連鎖シミュレーション装置
今回、一番ふたばの心をつかんだのがこちらの「水の中の食物連鎖観察水槽」です。
緑ソウ類、ミジンコ、メダカを水槽にいれてすそう同士をチューブでつなぎます。チューブにはフィルターがあり、緑藻類水槽からミジンコ水槽、ミジンコ水槽からメダカ水槽への移動はできてもその逆はできないようになっています。
この装置で報告会の時点で数ヶ月はエサを外部から補充することなく生態系が維持できているそうです。時々スポイトで調整はしているそうですが、 エコボールみたいで面白いですね。メダカ水槽の隣の?水槽ではメダカの排泄物が分解者によって分解される水槽のようです。多孔質の麦飯石のようなものが入っていました。一体どんな生物がいるんですかね・・・やっぱり理科は最高に楽しいですね。
ということで平成27年度大阪府理科長期研修生研究発表会でした。ふたばも負けてられないと思いました。面白い実験方法や実験装置があれば紹介してください。コメントお待ちしております。