マコシンスキーさんは、6年生の頃からサイエンスフェアに参加していました。以前から代替エネルギーをプロジェクトの題材にしてきたそうです。数年前、熱移動により電気を作り出すペルティエ・タイルという素材にであい、人間の体温で発電出来ないかと考えてきたのだという。計算の末、マコシンスキーさんは人の手の温度だけでLEDを光らすだけのエネルギーを作り出せると確信。オークションサイトeBayでペルティエ・タイル(中学校で使うペルチェ素子ですね。)を購入し、数々の挫折を繰り返しながらも、この実験に没頭。十分なボルテージを作り出すべく変圧器を自作し、サーキットを変えて、ようやっと電池いらずのLED懐中電灯を作り上げたのです。
この懐中電灯は体温と外気温の差が大きい方が明るくなります。外気温が10℃の時でも、20分は安定して光を維持する事ができるそうです。
「学校にもいかなくちゃならなかったし、宿題もあった。友達と遊ぶ時間や、やらなきゃならない事もたくさんあって、開発に時間がかかっちゃった」
と、漏らすマコシンスキーさん。