まず日本と一番の違いは、学校に決定権があることらしいてです。フィンランドは地方分権が進み、学校や教師に大きな決定権が与えられているため自由にカリキュラムを組むことができます。教師も地方公務員ではなく学校の一職員であり、自分のクラスに合わせた授業を行うことができるそうです。
また大学の仕組みも日本とは異なります。高校を卒業してすぐに大学へ進む人は少なく、短期のコースに通って興味のあることを勉強したり、国内や海外でアルバイトなどの経験した後に入学する人が多いそうです。そのため大学に入学する学生の平均年齢は23歳。入学後は学年というものがなく、規定単位をとったら卒業になります。一年のうちにとるべき単位数や科目は特に決められておらず、自分の勉強したいことが自分のペースで自由にできるようになっており、卒業する時間も人それぞれ。ちなみに大学の授業料は無料なので何年も学生を続ける人もいるそうです。
このように自由で柔軟な教育のもと、フィンランド人は学びたいように学びたいだけ勉強できる。そして大人になったフィンランド人は世界一汚職の少ない「クリーンな政治」を築いているそうです。
日本の学校教育も、そろそろ見直す時期に来ているのかもしれません。