中学校では総合的な学習の時間の中で、国際的な人材の育成のために国際理解教育を行います。日本は周囲を海に囲まれた国なので、どうしても海外の情報に無頓着になりがちです。世界について知ることは本当に大切だと思います。しかし、海外のことを知る前に知るべきことがあります。それは私たちが暮らしている「日本」についてです。自然、文化、宗教など日本のことを知らずに海外のことを勉強しても仕方がありません。まずは日本のことを知り、それから海外のことをしり違いに気ずく。それが自然な学習の順番だと思います。
日本の迫力
この動画は、ドイツ人クリエーター、ヴィンセント・アーバンさんが東京、大阪、京都、広島などをわずか3週間の撮影で作り上げたものです。日本人が気づけない日本の素晴らしさが収められています。教育基本法にも「伝統・文化の尊重、郷土や国を愛する心」とあります。愛国心という言葉が日本人のなかでは戦争のイメージと結びついているため、国を愛するというと違和感を抱く人も多いと思いますが、私個人としては日本に暮らしている子どもたちに日本の良いところを伝えることはいいことではないかと思います。なかなか世間が受け入れられないのは、一歩間違えれば「日本万歳」と、盲目的に日本が正しいと考えていた時代に戻るのではないかという不安要素が人々の中にあるのだと思います。日本の問題点や課題点も伝えるべきことは伝え、改善、成長していく日本であってもらいたいです。