レゴを使った分数の教え方が分かりやすいとネットで話題になっています。
レゴで分数を学ぶ
この方法を使っているのはは、ニューヨークの小学校で算数を教えているAlycia Zimmerman先生です。小学校3年生に直感的に分数を教えるためにレゴを使っているそうです。数字で考えるより確かにわかりやすいですね。
↑1を基準に分数を視覚的に理解することができます。レゴなら一人ひとりに配ることもできそうですね。(投げない場合ですが・・・(笑))
レゴでるい乗を学ぶ
レゴは分数の他にも、累乗の計算、面積、体積など小学校、中学校問わず様々な分野で活用することができます。算数や数学は覚えても何の意味もないし、何より面白くありません。レゴのような教具をうまく使い、生徒に本当に理解させることが大切だと感じます。そのためにも教師はアリシア先生のように創意工夫をして、わかる授業を展開してもらいたいです。
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小数、分数の計算ができない中学生
中学校でも数学が苦手な生徒は多いです。分数の計算はもちろん、少数の掛け算、割り算ができない生徒がクラスの1割〜2割以上いる学校もあるそうです。このような状況では、中学校の学習内容を理解させるのは授業力の話ではありません。たしかに、中学校の数学は小学校の算数よりも難易度が高いです。しかし、中学校で数学ができない生徒が増えてしまう一つの原因は小学校の算数を理解していないことにあると思います。
分数の意味もわかっていないのに、ただ、「逆数にしてかける」などといった計算方法だけを機械的に暗記させ、さらに
「分数が理解できたかテストしてみよう。」
と意味のないテストを受けさせます。
生徒はもちろん
「100点だ〜♩算数が理解できたぞ!僕は算数が得意なんだ!」
と勘違いします、、
この算数を理解させない間違った学習法とその学習法が正しいと勘違いさせてしまう「テストの点数」という生徒へのフィードバック。この悪循環が生徒から学力を奪っているように思います。これは、小学校だけでなく、中学、高校にも当てはまることです。本当の意味で学力を伸ばすとはどういうことなのか?生きる力をつけるとはどういうことなのかを今一度問いなおすべきだと思います。