1年生「物質の三態」、2年生「雲のでき方」、「道徳」の授業で使える小ネタです。
日本にいると実感が湧かないかもしれませんが地球上で水不足は深刻な問題です。人口増加や、砂漠化などによって生きていくために必要な水が確保できず、毎日多くの人が亡くなっています。また、水を手に入れても、その水が汚染されていることで子どもたちを始め多くの人が亡くなっています。そんな状況が変得ることができるかもしれない装置が作られました。
それがこちらの装置「DGWGOOD」です。この装置は空気中の水を集めるためのものです。
1日に最大約40lの水を作り出すことができます。仕組みは簡単で、冷たいコップを置いておくとコップの周りに水滴がつく結露を利用したものです。ただし、空気を冷やすために電源が必要だったり、価格面だったりまだまだアフリカを始めとする発展途上国で使うためには超えなければならない問題は多そうです。乾燥地域でどの程度使えるのかも未知数ですね。とはいえ、このような装置がもっと安価に作れたたら水不足の問題も少しは解決に向かうかもしれないという希望が持てます。日本は牛や小麦を始め多くの食料を輸入することで間接的に多くの水を輸入しています。この考え方を「バーチャルウォーター」といいます。例えば、トウモロコシ1kgを育てるためには1800lの水が必要です。バーチャルウォーターについては環境省のホームページに詳しく載っています。これからの地球を考えるとき、それぞれの国が自国の利益のみを考えるのではなく地球の利益を考え、持続可能(サステナブル)な生活をしていく必要があると感じます。