記録タイマーによる斜面を下る運動の記録実験について書きます。
記録タイマーの実験2
この実験は
- 斜面を下る物体の運動を記録タイマーで記録する
- 記録テープを6打点ごと(関西)にハサミで切ってノリで貼る
- 定規で長さを図り表を埋める
- 表の数字を読み取りグラフ化する
- グラフから斜面を下る運動について考察する
の5つのステップがあります。どこかでつまずくとその後のステップに進めないので、班で助け合って進めていくようにしてください。
1、斜面を下る運動の記録
上図のような装置を組み、台車の運動を記録します。班によって傾斜を変えたり重りをつけたりすると、後で違いを比べたりできて面白いです。実験器具が一組しかないので各班を教室の前に呼び順番に実験を行います。(暇な班ができないように問題プリントなど課題を出すのを忘れずに)記録タイマー担当、台車を受け止める、スイッチを入れるなどの担当者を決めます。実験はあっという間に終わります。斜面を下る運動を記録したテープを各班に渡します。(下図)
2、記録テープを6打点ごとにハサミで切ってノリで貼る。
3、定規で長さをはかって表を埋めます。
埋めるのは、移動距離、0.1秒間に進む速さ、0.1秒間ごとの速さです。
4、表のグラフ化
表の数字を読み取りグラフ化します。移動距離と時間のグラフは曲線、0.1秒間ごとの速さと時間のグラフは直線(比例)になることを確認します。
この手順だけで2時間かかりました。
- 6打点ごとに切る意味
- 記録テープを表にする
- 表をグラフ化する
この実験は生徒に本当にたくさんの力をつけてくれると感じました。
実験がしにくい単元だと思いますが、この実験はこどもたちのためにぜひとも行ってあげてください。
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こういう実験大好きです (^_^)
ご苦労さまです!!