マサチューセッツ総合病院の研究チームが、移植に適した人工の手足の開発に向けた”最初のステップ”をクリアしたと発表しました。今までの義手義足の概念を超える、人工の筋肉を培養してつくる本物の肉体です。
人工の肉体
手足を再生するためには筋肉の他、骨、軟骨、血管、腱、靭帯、神経などが正しい構造をとらなければなりません。
今回はその足がかりがわかったようです。
電気信号で刺激を与えて行ったテストでは、生まれたばかりの動物の筋肉のおよそ80%ほどの強度があることが確認されており、血液も循環し、関節も稼働したそうです。ヒヒの前足を使うことで、人間の患者に合わせたスケールでのアプローチについても確認済みとのこと。科学技術の進歩は日進月歩ですね。