夏休みはどのようにお過ごしですか?バタバタとはたらいているうちに一学期が終わりました。新型コロナウイルスの第七波やサル痘、ウクライナ問題、スリランカのデフォルトなど国際的な混乱が続いていて、テレビを見ていても疲れそうですが、さらにショックなニュースが・・・
2022年の全国学力テストの結果が公表されました。ふたばの専門の中学校理科のテストが実施されるのは4年ぶりでした。今回の中学校理科のテストでは、平均正答率が前回より16・8ポイント低く49.7%と5割を切ってしまいました。そしてふたばのいる大阪は小学校理科が全都道府県中最下位の47位(T_T)ちなみに次に成績が悪かったのは同率42位で5つの都道府県・・・ということは小学校理科は大阪だけが単独の最下位ということです・・・地方に比べる都会で塾もこんなにたくさんあるのになんでこんなに低いんだ?
全国学力テストはいろいろなニュースになっています。ここでは理科についての情報をまとめてみました。
個人的には、「実験の回数と理科の点数の相関関係が見られない」というのが気になりました。このような結果がでるということは、実験をたくさんしてもテストで合否を行う受験では無意味ということになります。進学を第一の目的とする私立学校や塾では実験を行う意味を感じないでしょう。でも、実験をしなかった生徒が将来、科学の道に進もうと思ったときに本当に実力を発揮できるのでしょうか?文部科学省が新しい学習指導要領で重視する「観察や実験などを通して科学的に探究する力」を測るテストの内容は頭の中で実験の意味を考えたり、結果から考察を行う力を文章で答えられるという形のような気がします。このような理科の力は効率的です。でも、科学の発展には失敗を恐れずに新しいことにチャレンジする力が必要です。エジソンが試行錯誤の末京都の竹にいきついた話や、白川英樹先生が韓国人留学生が間違えて1000倍の濃度で実験してしまったことからできて高伝導性プラスチックなどは諦めない力や失敗を切り捨てない力なども学力といえるかもしれません。色々考えさせられる学力テストの結果でした。
理科以外の項目もみていきます。
スマホやタブレットの影響はやはり大きいです。世間ではウィズコロナと叫ばれていますが、教育会はスマホを排除するのではなく、ウィズスマホで考えていく必要があると思います。