アメリカの地質調査団体、「US Geological Survey」のスミス博士率いるチームが衝撃の研究結果を発表しました。人間のウンチには、金や銀、レアメタルがたくさん含まれているということです。含まれている金属の種類は、パラジウム、バナジウム、金、銀、スマホや電子機器の製造に使用されるレアメタルまで含まれているということです。
人のウンチからレアメタルをマイニング
論文によると、100万人分の汚水に約1300万ドル(およそ13億円分)に相当する貴金属が含まれているということです。将来的にはこの金属を採取、再利用していくことを目指して研究を続けていくそうです。
スミス博士のチームは、プラチナや金・銀などを採取する研究をすでに開始しており、人間の汚水に含まれている金属の含有率は自然の鉱床を採掘する際と変わらないため、販売する金属を採取する新しい方法としても充分に利用できる可能性があるとしています。
人々から出る汚水から金属を取り出すことで、自然への流出を減らすこともできる、人間にとっても自然にとっても利益となるシステム。今後の研究が期待されます。